平成29年第4回定例会
平成29年12月5日 (個人質疑)
三木和成 (新しい風ひめじ)
1 核兵器禁止条約に係る県内市町長アンケートについて
県内首長6割が「政府は署名すべき」との新聞報道について
(1) 「署名しない政府判断は適切か」と「政府は署名すべきか」との問いに対して姫路市長が無回答の理由は
(2) 原爆の被災はなくとも凄惨をきわめた空爆を受けた姫路は、「平和資料館」を設置し、昭和60年の「非核平和都市宣言」以来「非核平和展」を毎年開催しているが、アンケートへの意思表示に矛盾しないか
2 政令指定都市への展望について
(1) ほんの数年前の平成23年4月、「政令市を目指す」との公約を掲げ3選を果たした当時の意気込みと現在の決意はどうか
(2) 人口180万人の播磨を糾合するために、積極的かつ果敢にリーダーシップを発揮すべきではないか
3 『幸せ 感動 夢あるまち』の具現化について
(1) 姫路市の近未来の都市計画のグランドデザインをどう描くか
(2) 「音楽のまち・ひめじ」の推進について、特に、子どもたちにどのような多彩な夢を与えるのか
(3) どのような先導的な子育て支援策により、明石市など先進的な都市との競争に打ち勝つのか
4 山陽姫路駅の地下化について
将来の姫路市発展のためにはJR姫路駅を中心とした東西地域のバランスを考慮したまちづくりが求められる。山陽電鉄高架駅を撤去し、開発中の東地区に比べておくれている駅西地区開発のためにも、再度、山陽電鉄の地下化を検討すべきではないか
5 拙速な新文化センターの設計について
現在の拙速な計画手続に異議を唱える。多くの芸術文化ホール建設に関与した実績のある著名な2人のプロデューサー大石時雄氏と衛紀生氏の見解に対する市長の見解を伺う。
(1) 大石時雄氏(福島県いわき市芸術文化交流館アリオス支配人)の「展示場を除けば、古くなった文化センターを新しくしただけという感じがする。しかも使い難そうである。」、「ホールの搬入口は、使う人の作業や運営のことは考えられていない。」、「楽屋の共有は、運営に不具合が生じる。中ホールの舞台側に大ホールの楽屋まで配置するのは逆である。」、「オーケストラピットは不要と言われる時代に中ホールに必要か。」、「これからの時代に求められるスペースや空間が設計されていない。観光客が一休みする、トイレを使う、色んな人が集まりさまざまな立場や年代の人が出会う仕組みを設計に反映させる視点が全く欠落している。」、「将来、禍根を残す可能性が高い。」との意見に対する当局の考えはどうか
(2) 衛紀生氏(可児市文化創造センター館長兼劇場総監督)の「環境変化を無視した2000席の巨大鑑賞ホールの建設計画が進行しているが、20年後を見据えているのではなく、「過去」からの前例を踏襲しているだけで即座に陳腐化する施設であることは明白である。」、「200億円以上の税金が費やされ、後年度負担が毎年8億から10億円かかることを納税者に説明した上での意思決定だったのか疑義を感じる。」、「大阪で行われるコンサートが新幹線で30分、新快速で1時間の姫路で行われるはずがない。」、「プロモーター心理から言っても「岡山飛ばし」が常態化している環境で、至近距離の姫路での集客は望めない。」、「230億円のこの計画には「ひめじ芸術文化創造会議」という市民団体が現在の計画と運営について見直しを求める運動が起こっている。」との貴重な見解について、当局はどう考えるか