平成31年第1回定例会
平成31年3月4日 (代表質疑)
三木和成 (新しい風ひめじ)
1 4期16年間の長期政権で実現できなかった課題について
引退会見の新聞報道では「自分の思いでやることができた。」と発言されたが、市民にとっては道半ばの事業や課題も少なくないと思う。それらの積み残した課題を率直に示し、新市長に託することこそ市長に残された最後の責務と考える。
2 姫路市総合計画の改定と31年度予算編成は新市長にゆだねるべきではなかったか
退任の意思表示をした以上、現行の第4次実施計画は平成32年度まで継続中であり、次年度予算編成も骨格予算とすべきであったと考える。総合計画や予算は、一般的には選挙で選ばれた新市長の意思で進めることが基本である。市政の基本方針策定アンケート、ましてや自ら執行できない新年度予算は、新市長の自由な手足を束縛する越権行為と考える。また市長は特定候補に「次の姫路を任せたい。」と表明され後継指名とも取られかねない発言もされているが、謙虚に4月の市民の審判にゆだねるべきではないか。
3 「幸せ 感動 夢あるまち」の具現化について
「市民一人ひとりが主役」が石見市政のテーマである。この抽象的な謳い文句の具体的なメルクマールは何か。このテーマを実現化した16年間の実績を具体的なデータ・数値・指標を提示して頂きたい。
4 小中学校へのエアコン設置について
昨年9月議会での市長答弁は、エアコン設置への積極的意思など全く感じられず、子どもの健康を心配する小中学生の保護者を失望させた。ところが議会への説明もなく12月に急遽、補正予算編成となった。その詳細な経緯及び発注方式、今後の管理運営費を明示されたい。
5 長年低迷している姫路の商業などの活性化策をどう考えるか
昭和34年に完成した「姫路民衆駅」は、市や地元商店、企業が出資し建設された官民共同事業で、当時の駅ビルは地元業者出店が大半を占めて大いににぎわった。しかしながら、現在の駅周辺整備事業に係る地元業者の出店状況はどうか。この16年間の市内の商業活動の実態とその振興策の実績を聞きたい。
6 姫路市の文化芸術の向上について
(1) 文化コンベンションセンターの最も主要な機能は何か。また文化芸術の拠点機能としての施設のPRや事業誘致活動などがきわめておくれているとの認識はないのか?
(2) 姫路市文化振興ビジョン推進懇話会については、平成27年に策定された姫路市文化振興ビジョンに基づき、「音楽のまち・ひめじ」の展開に関するこれまでの議会質問に対する答弁がなされてきた。このビジョンの推進体制の核をなすこの懇話会の設置及びその開催状況はどうなっているのか。